ダゲスタン共和国

ダゲスタン共和国
Респу́блика Дагеста́н
ダゲスタン共和国の旗ダゲスタン共和国の紋章
ダゲスタン共和国の国旗ダゲスタン共和国の国章
ダゲスタン共和国の位置
国歌誓い (ダゲスタン)(ロシア語版、アヴァル語版、レズギ語版)
公用語ロシア語[注 1]
首府マハチカラ
首長セルゲイ・メリコフ(ロシア語版)
首相アブドゥルパタフ・アミルハノフ(ロシア語版)
構成体種別共和国
連邦管区北カフカース連邦管区
経済地区北カフカース経済地区
面積
 - 総計
国内第52位
50,270km2
人口(2021年)
 - 総計
 - 人口密度
 - 都市/地方比率
国内第10位
3,182,054人
63.85人/km2
45.2% : 54.8%
時間帯UTC +3(DST: なし)
モスクワ時間
ISO 3166-2:RURU-DA
番号05
ウェブサイトhttp://www.e-dag.ru/

ダゲスタン共和国(ダゲスタンきょうわこく、アゼルバイジャン語: Дағыстан Республикасыアヴァル語: Дагъистанлъул ДжумхIурият, アヴァル語ラテン翻字: Daɣistanłul Džumħuriyat)は、北カフカース地方とカスピ海の間にあるロシア連邦を構成する共和国の内の一つである。首都はマハチカラ

隣接する連邦構成主体はカルムイク共和国スタヴロポリ地方チェチェン共和国、またジョージア、アゼルバイジャンとも隣接する。北部にはテレク川が流れる。首都マハチカラから北にはアグラハン半島が突き出し、その先にはチェチェン島カスピ海に浮かぶ。

国名

国名はトルコ語を意味する"dağ"にペルシャ語の地名の接尾辞である"-stān"(スターン)が付いて「山が多い場所」を意味する。山岳地帯が人々の自由な行き来を妨げたため、非常に多様な民族が混在し今でも部族的な生活を送っている。それぞれの正式名称は以下の通り。

  • ロシア語: Респу́блика Дагеста́н (Respublika Dagestan)
  • アヴァル語: Дагъистаналъул Жумгьурият

(Daġistanałul Jumhuriyat)

(Daġistanes Respublika)

(Dağıstan Cumhuriyat)

(Respublika Daġustan)

  • ラク語: Дагъусттаннал Республика

(Daġusttannal Respublika)

(Daġustan Respublika)

(Respublika Daġustan)

(Respublika Daġustan)

(Dağıstan Respublikası)

(Deġestan Respublika)

(Respublikei Doġistu)

政治

詳細は「ダゲスタンの首長」を参照

首長は、ロシア連邦内ダゲスタン共和国における政府の最高位の官職であり、クレムリンより任命される。2003年7月10日に、ダゲスタン国会によって採択された憲法により元首格ポストとして大統領職が創設されたが、その後ロシア国内の共和国の首長が「大統領」を名乗る事は禁じられることとなり、ダゲスタンでは2014年1月1日以降「首長」に役職名が変更された。

歴史

詳細は「ダゲスタンの歴史」を参照

住民

ダゲスタンに住む民族のうち、ダゲスタン国民を構成する主たる民族とされる10の民族は、コーカサス諸語の民族であるアグール人、アヴァール人、ダルギン人ラク人レズギ人ルトゥル人タバサラン人ツァフル人、およびテュルク系民族のクムイク人ノガイ人である。住民のほとんどはムスリムである。

1999年、ダゲスタン共和国はシャミル・バサエフが率いるチェチェンのイスラム原理主義グループの攻撃を受けた。それはロシア連邦によるチェチェン共和国侵攻の一因ともなっている。また、有名なムスリムの指導者であるイマーム・シャミールはダゲスタン共和国の出身である。

標準時

この地域は、モスクワ時間帯標準時を使用している。時差はUTC+3時間で、夏時間はない。(2011年3月までは、標準時がUTC+3で夏時間がUTC+4、同年3月から2014年10月までは通年UTC+4であった)

スポーツ

詳細は「Category:ダゲスタンのスポーツ」を参照

ダゲスタン共和国では総合格闘技が非常に盛んであり、元UFCライト級王者であり無敗のまま引退したハビブ・ヌルマゴメドフを筆頭に、彼のトレーニングパートナーであり同じくUFCライト級王者であるイスラム・マカチェフをはじめ[3]ライトヘビー級マゴメド・アンカラエフBellatorライト級王者であるウスマン・ヌルマゴメドフなど、数多くの著名な総合格闘家の出身地として知られている[4]

出身者

詳細は「Category:ダゲスタン共和国出身の人物」を参照

総合格闘家

その他の格闘家

脚注

[脚注の使い方]

注釈

出典

  1. ^ “ロシア戦死者、少数民族地域が突出…「激戦地への投入」差別的と反発の動き”. 読売新聞 (2022年8月13日). 2022年8月16日閲覧。
  2. ^ “ロシア南部ダゲスタン共和国で動員反対デモ、100人拘束”. ロイター (2022年9月26日). 2022年9月25日閲覧。
  3. ^ UFC 280 results: Islam Makhachev clubs and subs Charles Oliveira to fulfill Nurmagomedov prophecy MMA Junkie 2022年10月22日
  4. ^ Bellator 288 results: Usman Nurmagomedov dominates Patricky Freire to win lightweight title MMA Junkie 2022年11月18日

関連項目

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、ダゲスタン共和国に関連するメディアがあります。
  • ダゲスタン共和国公式サイト
  • 『ダゲスタン』 - コトバンク
中央連邦管区
北西連邦管区
南部連邦管区
北カフカース連邦管区
沿ヴォルガ連邦管区
ウラル連邦管区
シベリア連邦管区
極東連邦管区
所属連邦管区未確定地
  • ドネツク人民共和国1
  • ルガンスク人民共和国1
  • ザポロージェ州1
  • ヘルソン州1
  • 1:国際的に承認されていない
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