フレッチャー・コックス

フレッチャー・コックス
Fletcher Cox
refer to caption
 2013年のコックス
基本情報
ポジション ディフェンシブタックル
生年月日 (1990-12-13) 1990年12月13日(33歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ミシシッピ州ヤズーシティ
身長: 6' 4" =約193cm
体重: 298 lb =約135.2kg
経歴
大学 ミシシッピ州立大学
NFLドラフト 2012年 / 1巡目全体12位
初出場年 2012年
初出場チーム フィラデルフィア・イーグルス
所属歴
2012 - 2023 フィラデルフィア・イーグルス
受賞歴・記録
スーパーボウル制覇(1回)
第52回(2017年)
オールプロ選出(1回)
2018年
プロボウル選出(6回)
2015年 - 2020年
その他受賞・記録
NFL2010年代オールディケイドチーム
NFL 通算成績
タックル 519回
サック 70.0回
ファンブルフォース 16回
タッチダウン 3回
Player stats at NFL.com
Player stats at PFR

フレッチャー・コックス(Fletcher Cox 1990年12月13日 - )は、ミシシッピ州ヤズーシティ出身の元プロアメリカンフットボール選手。現役時代のポジションはディフェンシブタックル

現役時代をフィラデルフィア・イーグルス一筋で過ごしたフランチャイズ・プレイヤー

経歴

プロ入り前

ミシシッピ州立大学時代は4-3ディフェンスでプレーした[1]。3年次の2011年には5サック、14.5ロスタックルをマークし、サウスイースト・コースト・カンファレンスのファーストチームに選ばれた[2]プロフットボール・ウィークリーより、オールアメリカンに選出された[3]

ドラフト前のコンバインでは、40ヤード走で4秒79とディフェンシブタックルの選手の中ではトップの記録を出した[2]

フィラデルフィア・イーグルス

2012年のNFLドラフトで、1巡全体15位指名権を持っていたフィラデルフィア・イーグルスが、トレードアップを行い、全体12位で彼を指名した[4]。ミシシッピ州立大学の選手としては、1983年のマイケル・ハディックス以来、同大学の守備ライン選手としては、1975年のジミー・ウェブ以来となる高順位での指名であった[5]。同年6月18日、イーグルスと4年契約を結んだ[6]。10月14日のデトロイト・ライオンズ戦では相手選手に殴りかかり、退場となった。その後2万1000ドルの罰金を科されている[7]。11月26日のカロライナ・パンサーズとのマンデーナイトフットボール尾骨を負傷して退場した[8]。このシーズン彼は5.5サックをあげた[9]

2014年は61タックル、4.0サック、1ファンブルフォースの成績をあげた。2015年4月27日、イーグルスは5年目の契約オプションを行使した[10]

2015年は71タックル、9.5サックを挙げキャリア初のプロボウルに選出された。2016年にもプロボウル選出を果たした。

2017年のコックス

2017年の第1週のワシントン・レッドスキンズ戦では相手QBカーク・カズンズがファンブルしたボールをリカバーし、タッチダウンをあげた[11]。この年、チームはスーパーボウルに進出し、コックス自身も先発、1タックルを記録した。チームは41-33でニューイングランド・ペイトリオッツに勝利し、スーパーボウルチャンピオンに輝いた[12]

2018年の第17週のレッドスキンズ戦で3タックル、4ロスタックル、1ファンブルフォースを挙げ、チームは24-0で勝利した。コックス自身も守備部門のNFCの週間MVPに輝いた[13]

2019年シーズン、第7週のダラス・カウボーイズ戦ではダック・プレスコット相手にサックとファンブルフォースを記録[14]、第8週のバッファロー・ビルズ戦ではジョシュ・アレン相手に1.5サックを挙げた[15]。このシーズン、通算5回目のプロボウルに選出され、NFLの2010年代のオールディケドチームに選ばれた。

2020年シーズン、シーズン最終戦を除いた15試合に出場し、6.5サックと41タックルを挙げ、6年連続でプロボウルに選出された[16]

2021年シーズンは3.5サック、35タックルを挙げたが、プロボウル選出を逃した。このシーズンオフに一度リリースされたが[17]、1年契約を結び直した[18]

2022年シーズンは17試合に出場し、7サック・43タックルを記録した。スーパーボウルでは1タックルを記録した。

2023年も1年契約を結び、イーグルスに残留した[19]。シーズン終了後に現役引退を表明した[20]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ “Eagles' coaching changes alter Fletcher Cox's role — but not his want-to”. Sporting News (2012年12月8日). 2013年4月28日閲覧。
  2. ^ a b “コンバイン終了、評価を上げた守備ラインマンたちとは?”. NFL JAPAN (2012年3月8日). 2013年4月28日閲覧。
  3. ^ “PFW 2011 All-America team”. プロフットボールウィークリー (2011年12月12日). 2012年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年4月28日閲覧。
  4. ^ Kevin Noonan (2012年11月23日). “future with Eagles”. 2012-11-23. 2013年4月28日閲覧。
  5. ^ “Philadelphia Selects Fletcher Cox With 12th Pick Of 2012 NFL Draft”. hailstate.com (2012年4月26日). 2013年4月28日閲覧。
  6. ^ “Eagles sign DT Fletcher Cox”. ESPN (2012年6月19日). 2013年4月28日閲覧。
  7. ^ “Fletcher Cox says he's been fined $21K by NFL for punch”. nfl.com (2012年10月24日). 2013年4月28日閲覧。
  8. ^ “イーグルス、WRジャクソンとDTコックスが負傷退場”. NFL JAPAN (2012年11月27日). 2013年4月28日閲覧。
  9. ^ Mike Greger (2013年4月21日). “Eagles after crazy rookie season”. 2013年4月28日閲覧。
  10. ^ “イーグルス、貢献度大のDEコックスの契約オプション行使”. NFL JAPAN (2015年4月28日). 2015年6月2日閲覧。
  11. ^ “Philadelphia Eagles at Washington Redskins - September 10th, 2017”. Pro-Football-Reference.com. 2021年2月4日閲覧。
  12. ^ “Eagles dethrone Tom Brady, Patriots for first Super Bowl title in stunner” (英語). USA TODAY. 2021年2月4日閲覧。
  13. ^ Maya, Adam (2019年1月2日). “Josh Allen, Darius Leonard among Players of the Week”. NFL.com. 2021年2月4日閲覧。
  14. ^ “Cowboys run over Eagles, take 1st in NFC East with 37-10 win”. www.espn.com (2019年10月20日). 2021年2月4日閲覧。
  15. ^ “Philadelphia Eagles run over Buffalo Bills in 31-13 win”. www.espn.com (2019年10月27日). 2021年2月4日閲覧。
  16. ^ Bowman, Paul (2020年12月21日). “Three Eagles Selected To 2021 Pro Bowl”. https://www.sportstalkphilly.com/2020/12/three-eagles-selected-to-2021-pro-bowl-.html 2022年3月20日閲覧。 
  17. ^ “イーグルスがコストカットのためにベテランDLコックスをリリース、チーム復帰の可能性も”. NFL JAPAN. (2022年3月18日). https://nfljapan.com/headlines/75006 2022年3月20日閲覧。 
  18. ^ “イーグルスがDTコックスと1年17億円で再契約”. NFL JAPAN. (2022年3月20日). https://nfljapan.com/headlines/75090 2022年3月20日閲覧。 
  19. ^ “DTコックスが再契約、キャリア12年目もイーグルス残留へ”. NFL JAPAN. (2023年3月16日). https://nfljapan.com/headlines/87369 2024年3月13日閲覧。 
  20. ^ “イーグルスDTコックスが12シーズンのキャリアに幕”. NFL JAPAN. (2022年3月11日). https://nfljapan.com/headlines/98374 2024年3月13日閲覧。 

外部リンク

  • 通算成績と情報 NFL.com, or ESPN, or Pro-Football-Reference (英語)
  • Philadelphia Eagles bio (英語)
  • NFL Combine bio (英語)
  • Mississippi State Bulldogs bio (英語)
先代
ダニー・ワトキンス
フィラデルフィア・イーグルス
ドラフト1巡指名
2012年
次代
レーン・ジョンソン
NFL2010年代オールディケードチーム
クォーターバック
ランニングバック
ワイドレシーバー
タイトエンド
オフェンシブライン
ディフェンシブライン
ラインバッカー
ディフェンスバック
  • パトリック・ピーターソン(英語版)
  • ダレル・リーヴィス
  • リチャード・シャーマン
  • エリック・ベリー(英語版)
  • アール・トーマス
  • エリック・ウィードル(英語版)
  • クリス・ハリス(英語版)
  • タイラン・マシュー(英語版)
スペシャルチーム
ヘッドコーチ
  1. アンドリュー・ラック
  2. ロバート・グリフィン3世
  3. トレント・リチャードソン
  4. マット・カリル
  5. ジャスティン・ブラックモン
  6. モリス・クレイボーン
  7. マーク・バロン
  8. ライアン・タネヒル
  9. ルーク・キークリー
  10. ステファン・ギルモア
  11. ドンタリ・ポー
  12. フレッチャー・コックス
  13. マイケル・フロイド
  14. マイケル・ブロッカーズ
  15. ブルース・アービン
  16. クイントン・コプルズ
  17. ドレ・カークパトリック
  18. メルビン・イングラム
  19. シェイ・マクレリン
  20. ケンドール・ライト
  21. チャンドラー・ジョーンズ
  22. ブランドン・ウィーデン
  23. ライリー・リーフ
  24. デビッド・デカストロ
  25. ドンタ・ハイタワー
  26. ウィットニー・マーセラス
  27. ケビン・ザイトラー
  28. ニック・ペリー
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