リッチ・ギャノン (Richard Joseph Gannon,1965年12月20日 - )は、ペンシルベニア州フィラデルフィア出身のアメリカンフットボールの元選手である。 1987年から2004年まで、NFLのクォーターバック(QB)として活躍した。現役中、28,743パス獲得ヤード、180タッチダウン（パス）を記録した。
ギャノンはデラウェア大学で3年連続で攻撃獲得ヤード2000ヤード以上を記録し、大学4年時にはカンファレンスの攻撃最優秀選手に輝いた。1987年のドラフトの4巡目でニューイングランド・ペイトリオッツに指名された直後にミネソタ・バイキングスにトレードされ、バイキングスで現役生活を始めた。1989年シーズンまで控えに甘んじていたが、1990年シーズン最初の試合でエースQBのウェイド・ウィルソンが負傷し、先発機会を得ると先発に定着し、1992年シーズンにはバイキングスを11勝5敗でプレーオフに導いた。
その後、1993年にワシントン・レッドスキンズ、1995年から1998年までカンザスシティ・チーフス、1999年から2004年までオークランド・レイダースとチームを渡り歩いたが、レイダースで能力が開花した。レイダースでの6年間で4回プロボウルに選出され、3年連続プレイオフ進出、2002年には10試合で300ヤード以上パスを投げるというNFL新記録を作り (2008年にドリュー・ブリーズが並び現在はタイ記録) シーズンMVPに輝き、第37回スーパーボウルに進出した。しかし、2003年以降は怪我に苦しむことになり、2004年シーズンいっぱいで引退した。
成績
| 年 | チーム | 試合 | Cmp | Att | Cmp % | Yds | Yds/Att | TD | Int | Lng | Fmb | Rate |
| 1987 | MIN | 4 | 2 | 6 | 33.3 | 18 | 3.00 | 0 | 1 | 12 | 0 | 2.8 |
| 1988 | MIN | 3 | 7 | 15 | 46.7 | 90 | 6.00 | 0 | 0 | 19 | 0 | 66.0 |
| 1990 | MIN | 14 | 182 | 349 | 52.1 | 2,278 | 6.53 | 16 | 16 | 78 | 0 | 68.9 |
| 1991 | MIN | 15 | 211 | 354 | 59.6 | 2,166 | 6.12 | 12 | 6 | 50 | 2 | 81.5 |
| 1992 | MIN | 12 | 159 | 279 | 57.0 | 1,905 | 6.83 | 12 | 13 | 60 | 2 | 72.9 |
| 1993 | WAS | 8 | 74 | 125 | 59.2 | 704 | 5.63 | 3 | 7 | 54 | 3 | 59.6 |
| 1995 | KC | 2 | 7 | 11 | 63.6 | 57 | 5.18 | 0 | 0 | 18 | 0 | 76.7 |
| 1996 | KC | 4 | 54 | 90 | 60.0 | 491 | 5.46 | 6 | 1 | 25 | 1 | 92.4 |
| 1997 | KC | 9 | 98 | 175 | 56.0 | 1,144 | 6.54 | 7 | 4 | 47 | 4 | 79.8 |
| 1998 | KC | 12 | 206 | 354 | 58.2 | 2,305 | 6.51 | 10 | 6 | 80 | 6 | 80.1 |
| 1999 | OAK | 16 | 304 | 515 | 59.0 | 3,840 | 7.46 | 24 | 14 | 50 | 6 | 86.5 |
| 2000 | OAK | 16 | 284 | 473 | 60.0 | 3,430 | 7.25 | 24 | 11 | 84 | 6 | 92.4 |
| 2001 | OAK | 16 | 361 | 549 | 65.8 | 3,828 | 6.97 | 27 | 9 | 49 | 9 | 95.5 |
| 2002 | OAK | 16 | 418 | 618 | 68.0 | 4,689 | 7.59 | 26 | 10 | 75 | 7 | 97.3 |
| 2003 | OAK | 7 | 125 | 225 | 55.6 | 1,274 | 5.66 | 6 | 4 | 46 | 2 | 73.5 |
| 2004 | OAK | 3 | 41 | 68 | 60.3 | 524 | 7.71 | 3 | 2 | 58 | 3 | 86.9 |
| 通算 | 157 | 2,533 | 4,206 | 60.2 | 28,743 | 6.83 | 180 | 104 | 84 | 51 | 84.7 |
[1]
出典
- ^ “Rich Gannon Stats”. ESPN Internet Ventures. 2014年3月10日閲覧。
ミネソタ・バイキングス先発QB |
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| 1960年代 | - ショー
- ターケントン
- バンダーケレン
- ベリー
- キャップ
- コゾー
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| 1970年代 | |
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| 1980年代 | |
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| 1990年代 | - ギャノン
- ソールズベリ
- マクマーン
- ムーン
- ジョンソン
- カニンガム
- ジョージ
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| 2000年代 | - カルペッパー
- バウマン
- ウィン
- ファーロット
- ジャクソン
- ホルコム
- ボリンジャー
- ファーヴ
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| 2010年代 | |
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| 2020年代 | |
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| 年代の分類は初先発のシーズンによる |
ワシントン・コマンダース先発QB |
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- ボストン・ブレーブス(1932)
- ボストン・レッドスキンズ(1933–1936)
- ワシントン・レッドスキンズ(1937–2019)
- ワシントン・フットボール・チーム(2020–2021)
|
| 1930年代 | ヒューズ ミューシック ホカフ レントナー シェパード ブリット E.スミス ボウ ハートマン フィルコック ジャーマン |
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| 1940年代 | - ジマーマン
- カフェゴ
- ヨウエル
- ジェイコブス
- モント
- ギルマー
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| 1950年代 | |
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| 1960年代 | - デイ
- スニード
- ジャーゲンセン
- シャイナー
- ニノウスキ
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| 1970年代 | |
|---|
| 1980年代 | |
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| 1990年代 | - ハンフリーズ
- ラトリッジ
- ギャノン
- コンクリン
- シューラー
- フリーツ
- ファーロット
- ホステトラー
- グリーン
- B.ジョンソン
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| 2000年代 | - ジョージ
- バンクス
- マシューズ
- ラムジー
- ワーフェル
- ハッセルベック
- ブルネル
- キャンベル
- コリンズ
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| 2010年代 | |
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| 2020年代 | |
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| 年代の分類は初先発のシーズンによる |
カンザスシティ・チーフス先発QB |
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| 1960年代 | デビッドソン エニス ダンカン ドーソン ウィルソン ベサード リー リビングストン |
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| 1970年代 | |
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| 1980年代 | - ケニー
- ブラックリッジ
- スティーブンス
- ソイラー
- ハドソン
- ディバーグ
- ジャウォースキー
- ペルーア
|
|---|
| 1990年代 | - ブラシック
- クレイグ
- モンタナ
- ボノ
- ギャノン
- ガーバック
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| 2000年代 | |
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| 2010年代 | |
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| 2020年代 | |
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| 年代の分類は初先発のシーズンによる |
ラスベガス・レイダース先発QB |
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- オークランド・レイダース(1960–1981, 1995–2019)
- ロサンゼルス・レイダース(1982–1994)
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| 1960年代 | フローレス パリリ デビッドソン エニス ハインリック ウッド ラモニカ ブランダ |
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| 1970年代 | |
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| 1980年代 | |
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| 1990年代 | |
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| 2000年代 | - マイアー
- トゥイアソソポ
- コリンズ
- ブルックス
- ウォルター
- マカウン
- カルペッパー
- ラッセル
- グラドコウスキー
- フライ
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| 2010年代 | |
|---|
| 2020年代 | |
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| 年代の分類は初先発のシーズンによる |
AP通信NFL最優秀選手賞 |
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| 1950年代 | |
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| 1960年代 | - 60 N.バンブロックリン（英語版）
- 61 P.ホーナング（英語版）
- 62 J.テイラー（英語版）
- 63 Y.A.ティトル（英語版）
- 64 J.ユナイタス
- 65 J.ブラウン
- 66 B.スター
- 67 J.ユナイタス
- 68 E.モラル（英語版）
- 69 R.ゲイブリエル（英語版）
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| 1970年代 | |
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| 1980年代 | |
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| 1990年代 | |
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| 2000年代 | |
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| 2010年代 | |
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| 2020年代 | |
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NFLパッシングヤード1位（英語版） |
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| 1930年代 | - 32 A.ハーバー（英語版）
- 33 H.ニューマン（英語版）
- 34 A.ハーバー（英語版）
- 35 E.ダノウスキ（英語版）
- 36 A.ハーバー（英語版）
- 37 S.ボウ
- 38 A.パーカー（英語版）
- 39 D.オブライエン（英語版）
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| 1940年代 | - 40 S.ボウ
- 41 C.イスベル（英語版）
- 42 C.イスベル（英語版）
- 43 S.ラックマン（英語版）
- 44 I.コンプ（英語版）
- 45 S.ラックマン（英語版）
- 46 S.ラックマン（英語版）
- 47 S.ボウ
- 48 S.ボウ
- 49 J.ルージャック（英語版）
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| 1950年代 | - 50 B.レーン（英語版）
- 51 B.レーン（英語版）
- 52 O.グレアム
- 53 O.グレアム
- 54 N.バンブルックリン（英語版）
- 55 J.フィンクス（英語版）
- 56 T.ロート（英語版）
- 57 J.ユナイタス
- 58 B.ウェイド（英語版）
- 59 J.ユナイタス
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| 1960年代 | - 60 J.ユナイタス
- 61 S.ジャーゲンセン（英語版）
- 62 S.ジャーゲンセン（英語版）
- 63 J.ユナイタス
- 64 C.ジョンソン（英語版）
- 65 J.ブロディ
- 66 S.ジャーゲンセン（英語版）
- 67 S.ジャーゲンセン（英語版）
- 68 J.ブロディ
- 69 S.ジャーゲンセン（英語版）
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| 1970年代 | |
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| 1980年代 | |
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| 1990年代 | |
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| 2000年代 | |
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| 2010年代 | |
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| 2020年代 | |
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| AP通信 オールプロ ファーストチーム選出（2回） |
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アメリカ合衆国
