尾野弘樹

尾野 弘樹
2011年 ポルトガルGP
国籍 日本の旗 日本
現在のチーム Leopard Racing
ゼッケン 76
ウェブサイト hiro76.net
レースでの経歴
ロードレース世界選手権 Moto3クラス
活動期間2013年–2015
マニファクチャラーHonda
チャンピオン0
2014年 順位26th (5 pts)
出走回数 勝利数 表彰台 PP FL 総ポイント
17 0 0 0 0 26
ロードレース世界選手権 125ccクラス
活動期間2008年, 2011年
マニファクチャラー
  • Honda
  • KTM
チャンピオン0
2011年 順位26th (8 pts)
出走回数 勝利数 表彰台 PP FL 総ポイント
5 0 0 0 0 8

尾野 弘樹(おの ひろき、1992年7月15日 - )は、奈良県出身[1]オートバイレーサー。

経歴

鈴鹿サーキットの地方選手権2006年シリーズチャンピオンを経て、2007年よりバトルファクトリーチームから全日本ロードレース選手権GP125クラスに参戦を開始。2008年には第5戦鈴鹿で初表彰台(2位)を獲得し[2]、年間ランキング3位となった。またこの年の日本GP125ccクラスのレースにはワイルドカード枠で参戦、24位でグランプリデビューを終えた。

2009年は第3戦オートポリスで初優勝を果たし[3]、2年連続で年間ランキング3位を記録した。また17歳以下のライダーを対象としたユースカップでは、2年ともチャンピオンとなった。

2009年の全日本閉幕後はスペインロードレース選手権(CEV)の125ccクラスに2戦スポット参戦、前年にGPで小山知良が使用したKTMのマシンを持ち込んだ尾野は、デビュー戦のヘレスでいきなり3位表彰台を獲得する活躍を見せた[4]

2010年はCEVにフル参戦する予定だったが、シーズン序盤にイタリア選手権(CIV)に鞍替えすることとなった。第2戦モンツァより名門RUMIチーム[5]でオリジナルの125ccマシンの開発を兼ねて出場[6]した尾野は、第6戦ミザノで初表彰台(3位)を獲得、年間ランキングでは5位となった[7]。またこの年の全日本ロードレース選手権J-GP3クラスには2戦スポット参戦。第2戦オートポリスは雨天で決勝中止、最終戦鈴鹿では勝利を挙げた[8]。さらにこの年のヨーロッパ各国選手権の上位陣が一堂に会し、スペインのアルバセテ・サーキットで開催されたヨーロッパ選手権レースにも参戦したが、リタイヤに終わった[9]

2011年はイタリアのカレッタ・テクノロジーチームから、ロードレース世界選手権125ccクラスに開幕戦から参戦を開始した[10]。ワークスとしては2009年シーズンをもってグランプリから撤退して開発が止まっているKTMのマシンを駆り、ウェットレースとなった第2戦スペインGPでは8位入賞を果たすなどの健闘を見せていたが、第5戦カタルニアGP以降はアレクシ・マスブーにシートを奪われてしまった[11]。だが、2012よりADC「アジアドリームカップ」に、日本代表として参戦し 翌年の2013年にはシリーズチャンピオンに輝く。2014年からは旧ヨーロッパ選手権「CEV」にteam AsiaからTSR3で参戦し、ランキング3位になる。2015年からはFIM 世界選手権Motogpのmoto3に参戦する。

主なレース戦績

全日本ロードレース選手権[12]
シーズン クラス チーム バイク 出走 優勝 表彰台 PP ポイント シリーズ順位
2007年 GP125 バトル&ミハラレーシング ホンダ・RS125R 6 0 0 0 19 14位
2008年 GP125 バトルファクトリー ホンダ・RS125R 6 0 1 0 70 3位
2009年 GP125 バトルファクトリー ホンダ・RS125R 6 1 3 1 77 3位
2010年 J-GP3 バトルファクトリー ホンダ・RS125R 2 1 1 0 36 16位
スペインロードレース選手権(CEV)[13]
シーズン クラス チーム バイク 出走 優勝 表彰台 PP ポイント シリーズ順位
2009年 125GP B&B BATLLE FACTORY KTM・125FRR 2 0 1 0 25 16位
2010年 125GP BATLLE FACTORY KTM・125FRR 2 0 0 0 12 21位
2014年 Moto3 Honda Team Asia TSR/Honda 7 0 4 0 116 3位
イタリアロードレース選手権(CIV)[14]
シーズン クラス チーム バイク 出走 優勝 表彰台 PP ポイント シリーズ順位
2010年 125GP Rumi 125GP Team RUMI 6 0 1 0 55 5位
ロードレース世界選手権
シーズン クラス チーム バイク 出走 優勝 表彰台 PP FL ポイント シリーズ順位
2008年 125cc バトルファクトリー ホンダ・RS125R 1 0 0 0 0 0 -
2011年 125cc カレッタ・テクノロジー KTM・125FRR 4 0 0 0 0 8 18位
合計 5 0 0 0 0 8

第4戦終了時点

  • 2012年 - アジア ロードレース選手権 HONDA CBR250アジア・ドリーム・カップ ランキング2位。
  • 2013年 - アジア ロードレース選手権 HONDA CBR250アジア・ドリーム・カップ シリーズチャンピオン。
  • 2013年 - ロードレース世界選手権Moto3クラス第17戦にスポット参戦しリタイヤ。Honda Team Asiaから参戦。(テクニカルスポーツレーシング/TSR3)
  • 2013年 - スペイン選手権第6戦バレンシアにスポット参戦しRACE110位、RACE2リタイヤ。Honda Team Asiaから参戦。(テクニカルスポーツレーシング/TSR3)
  • 2014年 - CEVレプソルインターナショナル選手権 ランキング3位(Honda Team Asia・TSR/Honda)
  • 2015年 - ロードレース世界選手権Moto3クラス ランキング21位(LEOPARD Racing/Honda NSF250RW)
  • 2016年 - ロードレース世界選手権Moto3クラス ランキング23位(Honda Team Asia/Honda NSF250RW)
  • 2017年 - FIM・CEVレプソル国際選手権Moto2クラス参戦(NTS Sportscode T.Pro/NTS-NH6)

脚注

  1. ^ http://www.honda.co.jp/enjoyhonda/thanksday/guest/hirokiono/
  2. ^ http://battle.co.jp/team_battle/2008/2008rd5.htm
  3. ^ http://www.battle.co.jp/team_battle/2009/2009rd3.htm
  4. ^ http://www.motogp.com/ja/news/2009/Victories+for+Zarco+Silva+and+Simeon+in+Jerez+0
  5. ^ RUMIチームは1988年・1989年にはフレッド・マーケルスーパーバイク世界選手権でチャンピオンを獲得[1]、同時期には世界GP125ccクラスで女性ライダーのタル・リンネが活躍した[2]。
  6. ^ http://www.civ.tv/articolo.asp?id=389
  7. ^ http://www.civ.tv/classifiche.asp?s=2010&c=1&a=1
  8. ^ http://www.superbike.jp/news/2010/10/post_229.html
  9. ^ http://www.motogp.com/ja/news/2010/race+european+championshp
  10. ^ http://www.motogp.com/ja/news/2010/entry+list+2011+125
  11. ^ http://www.cybermotard.com/Le-retour-d-Alexis-Masbou-en-GP-125-des-l-epreuve-de-Barcelone,1948.html
  12. ^ “アーカイブされたコピー”. 2007年9月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年9月11日閲覧。
  13. ^ “アーカイブされたコピー”. 2011年8月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年5月10日閲覧。
  14. ^ http://civ.perugiatiming.com/risultati/default.asp?p_Anno=2010&p_Manifestazione=6&p_Gara=2&p_Sessione=001&p_Stampa=C

外部リンク

  • 尾野弘樹 公式Website
  • 尾野弘樹オフィシャルブログ - Ameba Blog
  • Hiroki Ono (hirokiono76) - Facebook
  • 尾野弘樹 / Hiroki Ono (@hirokiono76) - Instagram
  • 尾野弘樹 / Hiroki Ono (@hirokiono76) - X(旧Twitter)
  • motogp.com 尾野弘樹 経歴
  • civ.tv(イタリア選手権公式サイト) 尾野弘樹 経歴
全日本ロードレース選手権GP125/J-GP3クラスチャンピオン
GP125クラス
1960年代
1970年代
  • 1970 小田豊
  • 1971 杉本泉
  • 1972 小田豊
  • 1973 角谷新二
  • 1974 青木辰己
  • 1975 江崎正
  • 1976 飯田浩之
  • 1977 飯田浩之
  • 1978 上田公次
  • 1979 斉藤三夫
1980年代
  • 1980 一ノ瀬憲明
  • 1981 一ノ瀬憲明
  • 1982 一ノ瀬憲明
  • 1983 栗谷二郎
  • 1984 栗谷二郎
  • 1985 畝本久
  • 1986 吉田健一
  • 1987 畝本久
  • 1988 廣瀬政幸
  • 1989 山崎冬樹
1990年代
2000年代
J-GP3クラス
2010年代
2020年代
  • 2020 村瀬健琉
  • 2021 尾野弘樹
  • 2022 尾野弘樹
  • 2023 尾野弘樹