赤い薬と青い薬

赤と青の薬(薬)は、1999年の映画『マトリックス 』に使われた印象的なモチーフである。

赤い薬と青い薬(あかいくすりとあおいくすり、: Red pill and blue pill)とは、安定した生活を失ったり人生が根底から覆るとしても真実を知りたいのか、満ち足りた、しかしなにも知らない状態であり続けたいかの二択を指して言う言葉である。1999年の映画『マトリックス』に由来していて、前者が赤い薬、後者が青い薬を飲むことに比せられている。レッドピルブルーピルともいう。

背景

映画『マトリックス』の序盤で、主人公であるネオは、反体制派のリーダーであるモーフィアスから、赤い薬と青い薬のどちらを飲むかを迫られる。モーフィアスはこう説明する。「青い薬を飲めば… 物語はそこで終わりだ。自分のベッドの上で目覚めて、そこからは自分が信じたいものを信じればいい。赤い薬を飲めば… 不思議の国にとどまることができる。このウサギの穴がどこまで深いのか見せてやろう」。赤い薬は、この時のネオにとっては知りようもない不確かな未来を象徴している。一方で青い薬を飲めば、ネオには甘美な監獄生活が約束されていたはずである。マトリックスによるシミュレーテッド・リアリティの世界で、何かに渇望することも恐怖におびえることもない、一定の制約はありつつも、満ち足りて、しかし真実からは隔絶された世界に戻ることができただろう。結局ネオは赤い薬を飲み、機械が作り出した夢の中から抜け出して現実の世界に戻る。ただし「現実の世界」でネオは、夢の中よりもつらく困難な人生を生きなければならなくなる。

映画『マトリックス』(1999年)

神学、哲学、現代思想

『水槽の脳』をイメージしたイラスト

ウォシャウスキー姉妹が監督をつとめた映画『マトリックス』は、グノーシス主義実存主義ニヒリズムなど、かつて登場した神学や哲学を参照している[1][2]。その世界観についても、プラトンの洞窟の比喩[3][4]や荘子の胡蝶の夢、デカルトの懐疑論[5]、カントの現象と「物自体」をめぐる思索、ノージックの「経験機械」[6]水槽の脳などの思考実験を取り入れている[7][8]。直接的には、白ウサギや「ウサギの穴に落ちる」というフレーズ(これはネオが「不思議の国」をみつける道筋の暗喩である)が登場するようにルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』(1865年)の影響がある。

また、押井守の1995年のアニメ作品『Ghost in the Shell 』(士郎正宗の漫画作品『攻殻機動隊』のアニメ化)からも強い影響をうけている[9]

ラナ・ウォシャウスキーは2012年のインタビューで次のように語っている[10]

私たちがこの映画のストーリー全体を通して何を実現しようとしているのかといえば転移〔shift〕です。ネオに訪れたような転移。つまりネオにとっては、繭にくるまれたような全てがプログラミングされた世界から、自分の人生にとっての意味を構築するところに転移するわけです。自然と私たちはこんな風に考えました。「それなら、三部作を全て観ることができた人に、主人公たちが経験したのに同じような経験をさせることもできないのか」と。一作品目がある意味で古典的なアプローチをしている理由はそこにあります。そして二作品目は脱構築的だと言えます。一作品目において真実だと思われたもの全てに襲いかかり、観た人を激しく動揺させるからです。だから現代思想としての脱構築を体験した人が、つまり、デリダフーコーを読んだ人が動揺をさせられたような仕方で「自分を攻撃するのはやめてくれ!」と思うのです。そして三作品目は最も多義的〔ambiguous〕な作品といえるでしょう。観た人に、意味の構築に参加することを呼びかけるのですから...
Lana Wachowski, Movie City News, October 13, 2012

トランスジェンダーのアレゴリーとして

この映画のファンの中には、赤い薬を飲むことを、トランスジェンダーの人々やウォシャウスキー姉妹がカミングアウトをした過去のアレゴリーとしてみる人間もいる[11]。1990年代には、紅色をした薬プレマリンなどを服用することが、男性から女性へトランスしたい人間にとってのホルモン療法として一般的だったからである[12]。実際にリリー・ウォシャウスキーは、2000年8月にこの説が正しいことを認めている[13]

分析

オーストラリアの哲学者で作家のラッセル・ブラックフォードは、この赤い薬と青い薬のジレンマを扱ったエッセイを書いている。ブラックフォードは、現実の世界を望んで赤い薬を飲もうとする人間がいたとしても、もし十分な情報を得ていたなら(そしてそもそも飲む人間を何かの基準で選抜していないなら)、シミュレーションされたデジタルな世界よりも自らの身体を持った世界に生きるほうがよいとそもそも考えるか疑問だと論じている。1999年の『マトリックス』ではネオと登場人物の一人であるサイファーが共に青い薬ではなく赤い薬を飲むが、サイファーはモーフィアスがもっと情報をくれたならこんな選択はしなかったと後悔する。結局サイファーは「知らなければよかった」といって機械と取引をし、マトリックスの世界に戻って、それまでの全ての記憶を消しているとおりである。さらにブラックフォードは、『マトリックス』においては、映画という装置がお膳立てをしてくれるので、たとえ赤い薬を飲んだとしても「真の意味で」生きて死ぬことができるとも述べている。逆に言えば、ブラックフォードやSF作家のジェイムズ・パトリック・ケリーは、映画『マトリックス』が、機械や機械によってシミュレーションされた世界の側をむしろ不利な状況においていると考えている[14]

『Matrix Warrior: Being the One 』の著者であるジェイク・ホースレイは、ネオがマトリックスの外に自分の世界を見出す場面を引用しながら、赤い薬とLSDを比較している。自分は戻ってこれるのかと聞いたネオに対して、モーフィアスが戻りたいのかと逆にたずねる。さらにホースレイは、青い薬の中毒性に注目している。マトリックス・シリーズは、青い薬を飲むか飲まないかの選択の連続だからである。ホースレイによれば「マトリックス」の世界の人間たちの生活習慣やルーティンは、ただ青い薬を服用している人間のそれである。また青い薬はありふれたものである一方で、赤い薬はそもそも非日常的な存在であり、人によってはみつけることさえできない、とホースレイは説明している[15]

文学的・哲学的引喩

詳細は「マトリックス (ワーナー・ブラザース)#影響と解釈」を参照

『マトリックス』とその続編には、ルイス・キャロルの1865年の小説『不思議の国のアリス』とその1872年の続編『鏡の国のアリス』への多数の言及が含まれている[16]。モーフィアスがネオに語る中では、「白ウサギ」や「ウサギの穴を降りる(英語版)」といった言葉、そしてネオの発見の道のりを「ワンダーランド」と表現することで、『不思議の国のアリス』の比喩が明示されている。赤と青の薬の概念は、『不思議の国のアリス』でアリスが「私を食べて」とラベルされたケーキと「私を飲んで」とラベルされた薬を見つけるシーンへの言及だと推測されている。ケーキを食べるとアリスは巨大化し、薬を飲むと小さくなる[16]

『マトリックス』では、グノーシス主義実存主義ニヒリズムなど、歴史的な神話や哲学にも言及している[17][18]。映画の中心概念は、プラトンの『洞窟の比喩[19][20]、荘子の「荘周の夢」、ルネ・デカルト方法的懐疑[21][22]悪魔イマヌエル・カント現象物自体の考察、ロバート・ノージックの「経験機械(英語版)[23]シミュレーション仮説水槽の中の脳の思考実験[24][25]に例えられる。

ウォシャウスキー姉妹は、撮影前にキアヌ・リーブスに3冊の本を読むように頼んだ。ジャン・ボードリヤールの『シミュラークルとシミュレーション(英語版)』(1981年)、ケビン・ケリーの『アウト・オブ・コントロール(英語版)』(1992年)、ディラン・エバンス(英語版)の『進化論入門(英語版)』(1999年)[26]である。

トランスジェンダーの寓意としての赤い薬

ファンの間では、赤い薬はトランスジェンダーの寓意、またはウォシャウスキー姉妹がトランスジェンダーであることをカミングアウトした個人史を表しているのではないかという説がある[27][28]。1990年代、トランス女性の一般的なホルモン療法(英語版)には、マルーン色の薬であるプレマリン(英語版)が含まれていた。一方、当時クローゼットのトランス女性に処方されていた一般的な抗うつ薬プロザックは青色だった[29]。リリー・ウォシャウスキーは2020年8月、映画製作者がトランスジェンダーのテーマを意図的に映画に含めたと述べた[30]

政治的メタファーとして

赤と青の薬の概念は、その後、アメリカの政治的メタファーとして広く使われるようになった。「赤い薬を飲む」または「レッドピル化」とは、主流メディア(英語版)を含む社会に内在する政治的偏見に気づき、最終的に独立した思考を持つようになることを意味する。一方、「青い薬を飲む」または「ブルーピル化」とは、このような偏見を疑うことなく受け入れることを意味する。

この概念は、オルタナ右翼右翼の信念に賛同する人々を指す際に、左翼の間でも使われている[31][32]

このメタファーの最初の政治的使用は、コロラド大学の社会学教授キャスリーン・J・ティアニーが2006年に発表したエッセイ「The Red Pill」で知られている。そこでは、ハリケーン・カトリーナに対する米国政府の対応が不十分だと感じた人は、「赤い薬を飲む」べきであり、「9.11以降の政策と計画が、実際には自然災害と将来のテロ攻撃の両方に対して国をより脆弱にしている」ことを認識すべきだと主張した[33]

その後、このメタファーは新反動主義者のブロガーカーティス・ヤーヴィンによって別の文脈で広まった[34]。彼は2007年のブログ記事「The Case Against Democracy: Ten Red Pills」で、ペンネームのMencius Moldbugとしてこの言葉を初めて使用した。そこでは、民主主義が悪いと西洋人を説得しようとするのは、「16世紀のスペインカトリック教徒に、カトリックへの信仰をやめるよう説得しようとする」ようなものだと論じつつ、民主主義に反対する10の「赤い薬」の議論(と対応する「青い薬」の議論)を提示している[35]

男性権利運動(英語版)マノスフィア(英語版)の一部では、「赤い薬」という言葉は、結婚や一夫一婦制など、自分が従うことを期待されているジェンダー・ロールが、男女相互の利益のためではなく女性だけの利益のために意図されていると信じるようになる瞬間を特に指すメタファーとして使われている[36][37]。2016年には、男性権利運動に関するドキュメンタリー『ザ・レッドピル(英語版)』が公開された。

2017年、政治活動家でコメンテーターのキャンディス・オーウェンズは、アメリカの黒人保守思想(英語版)を広める「Red Pill Black」というウェブサイトとYouTubeチャンネルを立ち上げた。そこで「レッドピル」という言葉は、信じていた左派のナラティブを拒絶するプロセスのメタファーとして使われている[38]

ブラックピルとホワイトピル

詳細は「インセル#思想」を参照

「ブラックピル」のメタファーは、最初にインセル関連のブログ Omega Virgin Revolt によって広められた[39]。この用法では、レッドピル化とは男性の抑圧や女性の上昇婚などの概念を信じることを意味し、ブラックピル化とは、地位の低い男性や魅力のない男性が女性との恋愛関係や性的関係の見通しを改善するためにできることはほとんどないと信じるようになることを意味する[40]

このメタファーは政治的な事柄にも拡大され、レッドピル化(支配的な政治的ナラティブを認識し、拒絶すること)した後、ブラックピル化(未来に対して悲観的または無関心になること)するか、ホワイトピル化(未来に希望を持つこと、または変化が可能だと信じること)するかのどちらかになるとされる。このメタファーは、アナキストマイケル・マリス(英語版)など、コメンテーターに支持されている。マリスの2022年の著書『ザ・ホワイトピル』は後者の視点を提唱している[41]。マリスはこの言葉を「我々が敗れることはありうるが、我々が必ず敗れるということはありえない」と定義している。

その他の用例

  • 1990年の映画『トータル・リコール』には、主人公(アーノルド・シュワルツェネッガーが演じる)が現実に戻りたいという願望を象徴するために、赤い薬を飲むように言われるシーンがある。
  • 2004年の書籍『アート・オブ・ザ・スタート』で、著者のガイ・カワサキは、新しい組織のリーダーが現実かファンタジーかを選択するという同じ状況に直面することから、赤い薬をそのアナロジーとして使用している。成功したければ、赤い薬を飲んでウサギの穴がどれほど深いかを見なければならないと付け加えている[42]
  • Maemoオペレーティングシステムのアプリケーションインストーラには、2010年1月に削除されるまで、「Red Pill Mode」というイースターエッグが実装されていた。特定の高度な機能のロックを解除するモードで、初心者ユーザーが高度な機能を誤って使用するのを防ぎつつ経験豊富なユーザーが容易に利用できるようにするものだった。「matrix」というURLのカタログの追加を開始し、キャンセルを選択すると「Which pill?」に対して「Red」または「Blue」を選ぶダイアログボックスが表示され、ここからレッドピルモードに入ることができた[43][44]。レッドピルモードでは、インストーラが通常は認識しないシステムパッケージを表示および再設定できる。ブルーピルモードでは、ユーザーがインストールしたソフトウェアのみが表示され、システムソフトウェアがシステム上に存在しないという錯覚を生み出す。
  • 2013年の映画版『LIFE!/ライフ』で、ベン・スティラー演じる主人公がグリーンランドのヌークに着陸した際、空港のブースにいる男性に「借りられる車はありますか?」と尋ねると、男性は「青いのと赤いのがありますよ」と答える。ウォルターは「赤いのにします」と言う[45]。このシーンは公開前の予告編トレーラーの末尾で公開され、「視聴者が『マトリックス』の有名な「レッド/ブルーピル」の会話のオマージュだと気づかなかったとしても、それ自体が奇抜で魅力的なシーケンス」だと評された[46][47]。一方では、「レンタカー屋で赤と青の車を選ぶ場面も言及する価値はある。『マトリックス』の赤い薬からほとんどそのままアイデアを持ってきたというだけのことなのだが。ゼリービーンズ型というか薬の形の車 [デーウ・マティス(英語版)] が2台、色は赤と青。あとはローレンス・フィッシュバーンがカウンターで働いていれば完璧だ」とも書かれている[48]
  • 2023年の映画『バービー』にはこのジレンマへの言及がある。あるシーンで、バービーはバービーランドで何も考えずに生き続けること(ピンクのハイヒールで表現される)と現実世界に入ること(シンプルなビルケンシュトックのサンダルで表現される)の選択を迫られる[49]。結末では、現実世界で人間として生活するようになったバービーが、ライトピンクのビルケンシュトックのサンダルを履いていることが示される。
  • ブロック・パーティの曲「She's Hearing Voices(英語版)」の歌詞は「red pill, blue pill」というフレーズが大きな部分を占めている。

脚注

出典
  1. ^ Rothstein, Edward (2003年5月24日). “Philosophers Draw On a Film Drawing On Philosophers”. The New York Times. https://www.nytimes.com/2003/05/24/movies/philosophers-draw-on-a-film-drawing-on-philosophers.html 2021年2月8日閲覧。 
  2. ^ “Journal of Religion & Film: Wake Up! Gnosticism and Buddhism in The Matrix by Frances Flannery-Daily and Rachel Wagner”. unomaha.edu. 2016年3月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年11月29日閲覧。
  3. ^ Glenn Yeffeth (2003). Taking the Red Pill: Science, Philosophy and the Religion in the Matrix. BenBella Books. p. 152. ISBN 978-1-932100-02-0. https://books.google.com/books?id=idvYAgAAQBAJ 
  4. ^ “You Won't Know the Difference So You Can't Make the Choice”. philosophynow.org. 2022年7月19日閲覧。
  5. ^ Dan O'Brien (2006). An Introduction to the Theory of Knowledge. Polity. p. 115. ISBN 978-0-7456-3316-9. https://books.google.com/books?id=TOQcebWMstwC 
  6. ^ Christopher Grau (2005). Philosophers Explore The Matrix. Oxford University Press. pp. 18–. ISBN 978-0-19-518107-4. https://books.google.com/books?id=4Pmld5FXZ0YC&pg=PA18 
  7. ^ “The Brain in a Vat Argument”. utm.edu. 2022年7月19日閲覧。
  8. ^ Hazlett, Allan (January 15, 2006). “Philosophers Explore The Matrix”. NDPR.nd.edu. https://ndpr.nd.edu/news/24947-philosophers-explore-the-matrix/ 2015年1月4日閲覧。. 
  9. ^ Matrix Virtual Theatre (interview with the Wachowskis)”. Warner Brothers Studios, Official Website (1999年11月6日). 2012年7月19日閲覧。
  10. ^ Poland (2012年10月13日). “DP/30: Cloud Atlas, Screenwriter/Directors Lana Wachowski, Tom Tykwer, Andy Wachowski”. moviecitynews.com. 2012年12月10日閲覧。
  11. ^ Dale (2019年9月13日). “With The Matrix 4 coming, let's talk about how the first movie is a trans allegory”. SyFy Channel. 2020年7月7日閲覧。
  12. ^ Long Chu (2019年2月7日). “What We Can Learn About Gender From The Matrix”. Vulture. 2020年7月7日閲覧。
  13. ^ “The Matrix was a metaphor for transgender identity, director confirms” (英語). The Independent (2020年8月5日). 2020年10月30日閲覧。
  14. ^ Kapell, Matthew; Doty, William G (2004). Jacking in to the Matrix franchise: cultural reception and interpretation. ISBN 978-0-8264-1588-2. https://books.google.com/books?id=vX7HCkNTv0wC&pg=PA169 
  15. ^ Horsley, Jake (2003). Matrix Warrior: Being the One. Macmillan. p. 125. ISBN 978-0-312-32264-9. https://archive.org/details/matrixwarriorbei00hors 
  16. ^ a b Breznican, Anthony (9 September 2021). "The Matrix Resurrections Trailer: Decoding the Alice in Wonderland References". Vanity Fair.
  17. ^ Rothstein, Edward (2003年5月24日). “Philosophers Draw On a Film Drawing On Philosophers”. The New York Times. https://www.nytimes.com/2003/05/24/movies/philosophers-draw-on-a-film-drawing-on-philosophers.html 2021年2月8日閲覧。 
  18. ^ “Journal of Religion & Film: Wake Up! Gnosticism and Buddhism in The Matrix by Frances Flannery-Daily and Rachel Wagner”. unomaha.edu. 2016年3月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年11月29日閲覧。
  19. ^ Glenn Yeffeth (2003). Taking the Red Pill: Science, Philosophy and the Religion in the Matrix. BenBella Books. p. 152. ISBN 978-1-932100-02-0. https://books.google.com/books?id=idvYAgAAQBAJ 
  20. ^ “You Won't Know the Difference So You Can't Make the Choice”. philosophynow.org. 2024年4月6日閲覧。
  21. ^ Dan O'Brien (2006). An Introduction to the Theory of Knowledge. Polity. p. 115. ISBN 978-0-7456-3316-9. https://books.google.com/books?id=TOQcebWMstwC 
  22. ^ "Skepticism". stanford.edu. Metaphysics Research Lab, Stanford University. 2015.
  23. ^ Christopher Grau (2005). Philosophers Explore The Matrix. Oxford University Press. pp. 18–. ISBN 978-0-19-518107-4. https://books.google.com/books?id=4Pmld5FXZ0YC&pg=PA18 
  24. ^ “The Brain in a Vat Argument”. utm.edu. 2024年4月6日閲覧。
  25. ^ Hazlett, Allan (January 15, 2006). “Philosophers Explore The Matrix”. NDPR.nd.edu. https://ndpr.nd.edu/news/24947-philosophers-explore-the-matrix/ 2015年1月4日閲覧。. 
  26. ^ “The Books: Matrix 'Inspirations'”. The Matrix 101. 2024年4月6日閲覧。
  27. ^ Long Chu, Andrea (October 19, 2019). Females. verso. ISBN 9781788737371. https://www.versobooks.com/books/3061-females/ 2020年7月7日閲覧。 
  28. ^ Dale, Laura (2019年9月13日). “With The Matrix 4 coming, let's talk about how the first movie is a trans allegory”. SyFy Channel. 2020年7月7日閲覧。
  29. ^ Long Chu, Andrea (2019年2月7日). “What We Can Learn About Gender From The Matrix”. Vulture. 2020年7月7日閲覧。
  30. ^ “The Matrix was a metaphor for transgender identity, director confirms”. The Independent (2020年8月5日). 2020年10月30日閲覧。
  31. ^ Cunha, Darlena (2020年9月6日). “Red pills and dog whistles: It is more than 'just the internet'”. Aljazeera. https://www.aljazeera.com/amp/opinions/2020/9/6/red-pills-and-dog-whistles-it-is-more-than-just-the-internet 2023年3月17日閲覧。 
  32. ^ Madison, Caleb (2021年12月13日). “How We Swallowed Redpilled Whole”. The Atlantic. https://www.theatlantic.com/newsletters/archive/2021/12/pilled-suffix-meaning/620980/ 2023年3月17日閲覧。 
  33. ^ Tierney, Kathleen J. (2006年6月11日). “The Red Pill”. Items. Social Science Research Council. 2024年4月6日閲覧。
  34. ^ “Curtis Yarvin wants American democracy toppled. He has some prominent Republican fans.”. Vox (2022年10月24日). 2022年12月18日閲覧。
  35. ^ Moldbug, Mencius (2007年4月24日). “The Case Against Democracy: Ten Red Pills”. Unqualified Reservations. 2024年4月6日閲覧。
  36. ^ “Men's rights movement: why it is so controversial?”. The Week (2015年2月19日). 2015年4月1日閲覧。
  37. ^ Sharlet, Jeff (2015年3月). “Are You Man Enough for the Men's Rights Movement?”. GQ. 2015年4月1日閲覧。
  38. ^ Ames, Elizabeth (2017年9月13日). “Liberals Sick of the Alt-Left Are Taking 'the Red Pill'”. Fox News. 2020年2月19日閲覧。
  39. ^ Sonnad, Nikhil; Squirrell, Tim (2017年10月30日). “The alt-right is creating its own dialect. Here's the dictionary”. Quartz(英語版). オリジナルの2018年3月7日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20180307194831/https://qz.com/1092037/the-alt-right-is-creating-its-own-dialect-heres-a-complete-guide/ 2018年6月8日閲覧。 
  40. ^ Williams, Zoe (2018年4月25日). “'Raw hatred': why the 'incel' movement targets and terrorises women”. The Guardian. オリジナルの2018年4月26日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20180426014721/https://www.theguardian.com/world/2018/apr/25/raw-hatred-why-incel-movement-targets-terrorises-women 2018年4月26日閲覧。 
  41. ^ “Getting White Pilled With Michael Malice”. Federalist Radio Hour. Ricochet (2020年11月12日). 2024年4月6日閲覧。
  42. ^ Kawasaki, Guy (2004). The art of the start: the time-tested, battle-hardened guide for anyone starting anything. Penguin. p. 92. ISBN 978-1-59184-056-5. https://archive.org/details/artofstarttimete00kawa 
  43. ^ “Red Pill mode”. maemo.org wiki. 2010年1月25日閲覧。
  44. ^ “src/repo.cc”. hildon-application-manager. 2012年7月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年1月25日閲覧。
  45. ^ “CNN.com – Transcripts”. CNN. (2013年7月31日). http://transcripts.cnn.com/TRANSCRIPTS/1307/31/sbt.01.html 2018年2月15日閲覧。 
  46. ^ Schaefer, Sandy (2013年7月30日). “'Secret Life of Walter Mitty' Trailer: Ben Stiller Goes on a Grand Adventure”. Screen Rant. 2020年7月23日閲覧。
  47. ^ トレーラー: “The Secret Life of Walter Mitty: watch the trailer for Ben Stiller's new film”. The Guardian. (2013年7月30日). https://www.theguardian.com/film/video/2013/jul/30/secret-life-of-walter-mitty-trailer-ben-stiller-video-exclusive 2018年2月15日閲覧。 
  48. ^ Gravano, Adam (2017年9月17日). “A Look Back at Walter Mitty”. Highbrow Magazine. https://www.highbrowmagazine.com/8488-look-back-walter-mitty 2018年2月10日閲覧。 
  49. ^ Dockterman, Eliana (2023年7月21日). “An Exhaustive List of (Almost) Every Single Reference in the Barbie Movie”. Time. 2023年9月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月6日閲覧。

関連項目

  • カンディード
  • 否認主義
  • エピファニー (感覚)
  • ハイパーリアリティ(英語版)
  • Malo periculosam libertatem quam quietum servitium(英語版)
  • Páthei máthos(英語版)
  • Quid est veritas(英語版)
  • Red pill and blue pill/r/TheRedPill
  • 現実の社会的構成(英語版)
思想
ウェブサイト
組織
陰謀論
事件
インターネット・ミーム
関連思想
人物
カテゴリ カテゴリ
加害・侮蔑
Map of the Internet
政治信条
チャット・掲示板の用語
その他
インターネット・ミーム
  • カテゴリ カテゴリ
  • コモンズ コモンズ