スズキ・Vストローム650

Vストローム650V-Strom650 ブイストローム650)は、スズキが製造しているツアラーおよびデュアルパーパスタイプのオートバイ大型自動二輪車)である。

概要

2002年発売のDL1000のヒットを受けて2003年にDL650の名称で欧州・アメリカ・オーストラリアで販売された。エンジン、燃料噴射装置ともにSV650のものを採用している。2011年7月にはABSを搭載している。

2013年に日本国内仕様として『V-Strom650』の名称で販売開始となった。名称にある『V』の由来は「Versatile」(万能・多目的)という意味で、Stromはドイツ語で「流れ」を意味するStrom(シュトロム)からきている[1]

日本国内仕様

VP56A型

Vストローム650 ABS
V-Strom650 ABS(2014年)
基本情報
排気量クラス 大型自動二輪車
メーカー 日本の旗スズキ
車体型式 EBL-VP56A
エンジン P515型 645 cm3 
内径×行程 / 圧縮比 81.0 mm × 62.6 mm / 11.2:1
最高出力 49kW 66ps/8,800rpm
最大トルク 59N・m 6.0kgf・m/6,500rpm
車両重量 214(XT-215) kg
      詳細情報
製造国
製造期間 2013年-2016年
タイプ デュアルパーパス
設計統括
デザイン
フレーム ダイヤモンド
全長×全幅×全高 2,290 mm × 835 mm × 1,405 mm
ホイールベース 1,555 mm
最低地上高 175 mm
シート高 835 mm
燃料供給装置 燃料噴射装置
始動方式 セルフ
潤滑方式 ウエットサンプ
駆動方式 チェーン
変速機 常時噛合式6段リターン
サスペンション 43mmテレスコピック
スイングアーム
キャスター / トレール 25.40° / 108 mm
ブレーキ 油圧式ダブルディスク
油圧式シングルディスク
タイヤサイズ 110/80R19 59H
150/70R17 69H
最高速度
乗車定員 2人
燃料タンク容量 20 L
燃費 (WMTC)25.1 km/L
カラーバリエーション
本体価格 840,000円(税抜)
XT-880,000円(税抜)
備考 スペックは日本国内仕様
先代
後継
姉妹車 / OEM
同クラスの車 ホンダ・NC750X
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2013年1月8日に650のABS仕様が「快適アドベンチャーツアラー」のコンセプトのもとV-Strom650 ABSとして日本国内向けに発売されている[2]。このモデルは平成13年騒音規制の適用によりエンジンセッティングが変更され、車体左側のエンジンカバーや、歯数を47から44に減らしたホールなしのリアスプロケットなどが装備されている[3]

2014年10月10日には前後輪をチューブレスタイヤに対応させたワイヤースポークのホイールに換装し、専用のフロントカウルを装備したアドベンチャーツアラー仕様の V-Strom650XT ABS も発売されている[4]

C733A型

Vストローム650 ABS
(Vストローム650XT ABS)
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基本情報
排気量クラス 大型自動二輪車
メーカー 日本の旗スズキ
車体型式 2BL-C733A
エンジン P515型 645 cm3 4ストローク
水冷V型2気筒DOHC4バルブ
内径×行程 / 圧縮比 81.0 mm × 62.6 mm / 11.2:1
最高出力 51kW 69PS/8,800rpm
最大トルク 61Nm 6.2kgf・m/6,500rpm
車両重量 212(XT-215) kg
      詳細情報
製造国 日本の旗 日本
製造期間 2017年-
タイプ ツアラー(アドベンチャー)
設計統括
デザイン
フレーム ダイヤモンド
全長×全幅×全高 2,275 mm × 835(XT-910) mm × 1,405 mm
ホイールベース 1,560 mm
最低地上高 170 mm
シート高 835 mm
燃料供給装置 燃料噴射装置
始動方式 セル
潤滑方式 ウエットサンプ
駆動方式 チェーン
変速機 常時噛合式6段リターン
サスペンション テレスコピック
スイングアーム
キャスター / トレール 26° / 110 mm
ブレーキ ダブルディスクABS
シングルディスクABS
タイヤサイズ 110/80R19 59H(XT-59V)
150/70R17 69H(XT-69V)
最高速度
乗車定員 2人
燃料タンク容量 20 L
燃費 (WMTC)24.2 km/L
カラーバリエーション
本体価格 840,000円(税抜)
XT-880,000円(税抜)
備考
先代
後継
姉妹車 / OEM
同クラスの車 カワサキ・ヴェルシス650ホンダ・NC750X
テンプレートを表示

2017年5月30日に通常・XTの両仕様とも日本国内向け車両のモデルチェンジが行われた[5]。エンジンは平成28年環境規制への適合を行ないつつスペックの出力を向上させ、新たにトラクションコントロールシステムを搭載し、SV650同様の「ローRPMアシスト」も搭載した。

車体デザインは1,000ccとの共通化により、フロントカウルは可変式スクリーン付きの縦目2灯に変更されている。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ http://www.suzuki.co.jp/corporate/faq/motor/name.html スズキ二輪車 車名の由来
  2. ^ スズキ、長距離ツーリングでの快適性を高めた二輪車 新型「V-Strom650 ABS」を発売 - スズキ・2012年11月28日
  3. ^ ヨーロッパではこのクラスの“オン・オフ”モデルのベストセラー、V-Strom 650 ABSを国内発売 - WEB Mr.BIKE
  4. ^ スズキ、冒険をイメージさせるデザインのスポーツアドベンチャーツアラー「V-Strom650XT ABS」を発売 - スズキ・2014年9月30日
  5. ^ スズキ、スポーツアドベンチャーツアラーのV-Strom(ブイストローム)シリーズを全面改良して発売 - スズキ・2017年5月25日

関連項目

外部リンク

  • スズキ Vストローム650ABS/650XT ABS
  • モトマップ製品紹介 Vストローム650ABS
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