安萬純一

(あまん じゅんいち、1964年[1] -)は、日本の小説家推理作家東京歯科大学卒業[1]

2010年、『ボディ・メッセージ』(応募時のタイトルは『ボディ・メタ』)で第20回鮎川哲也賞を受賞しデビュー(月原渉と同時受賞)[1]。このデビュー作は『本格ミステリー・ワールド2011』でその年の「黄金の本格ミステリー」の1冊に選ばれた。

作品

単行本

探偵・被砥功児(ピート・コージ)シリーズ

その他の小説

  • ポケットに地球儀 探偵作家アマンと謎の密室魔(2012年12月 創元推理文庫)
    • 収録作品:パンク少女と三日月の密室 / ノイズの母と回転する密室 / DJルリカと四角い密室 / メロデス美女とドアのない密室 / 密室魔と空中の密室
  • モグリ(2013年2月 幻冬舎)
  • 青銅ドラゴンの密室(2014年12月 南雲堂
  • 王国は誰のもの(2015年10月 創元クライム・クラブ
  • 滅びの掟――密室忍法帖(2019年5月 南雲堂)
  • 星空にパレット(2021年1月 創元推理文庫)
    • 収録作品:黒いアキレス / 夏の北斗七星 / 谷間のカシオペア / 病院の人魚姫

短編

  • 峡谷の檻(『密室晩餐会』、2011年6月 原書房 ミステリー・リーグ
  • 日常の謎殺人事件(Webミステリーズ!、2011年7月 東京創元社)[2]
  • ガチガチ山殺人事件(Webミステリーズ!、2013年1月 東京創元社)[3]
  • ポルターガイストと円筒の密室 (『ミステリーズ!』57号、2013年2月 東京創元社) - 探偵作家アマン氏シリーズ
  • なりたて殺人事件(Webミステリーズ!、2015年11月 東京創元社)[4]
  • 死に場所と見つけたり(『忍者大戦 黒ノ巻』、2018年8月 光文社時代小説文庫
  • 色里探偵控(『ヤオと七つの時空の謎』、2019年10月 南雲堂)
  • 妖人蹴球譚(『妖ファンタスティカ2〜書下し伝奇ルネサンス・アンソロジー』、2019年11月 アトリエサード
  • 影に葵あり(『御城の事件』、2020年4月 光文社時代小説文庫)

脚注

  1. ^ a b c “第20回 鮎川哲也賞”. 東京創元社. 2020年9月30日閲覧。
  2. ^ “Webミステリーズ! : 『ガラスのターゲット』刊行記念特別掌編 安萬純一「日常の謎殺人事件」[2011年7月]”. Webミステリーズ!. 東京創元社 (2011年7月5日). 2020年9月30日閲覧。
  3. ^ “Webミステリーズ! : 『ポケットに地球儀』刊行記念特別掌編 安萬純一「ガチガチ山殺人事件」[2013年1月]”. Webミステリーズ!. 東京創元社 (2013年1月8日). 2020年9月30日閲覧。
  4. ^ “Webミステリーズ! : 『王国は誰のもの』刊行記念特別掌編 安萬純一「なりたて殺人事件」[2015年11月]”. Webミステリーズ!. 東京創元社 (2015年11月5日). 2020年9月30日閲覧。

外部リンク

  • 『ガラスのターゲット』刊行記念特別掌編 安萬純一「日常の謎殺人事件」[2011年7月]|Webミステリーズ!
  • 『ポケットに地球儀』刊行記念特別掌編 安萬純一「ガチガチ山殺人事件」[2013年1月]|Webミステリーズ!


第20回鮎川哲也賞
1990年代
2000年代
2010年代
  • 第20回 安萬純一『ボディ・メッセージ』 / 月原渉『太陽が死んだ夜』
  • 第21回 山田彩人『眼鏡屋は消えた』
  • 第22回 青崎有吾『体育館の殺人』
  • 第23回 市川哲也『名探偵の証明』
  • 第24回 内山純Bビリヤードハナブサへようこそ』
  • 第25回 受賞作なし
  • 第26回 市川憂人『ジェリーフィッシュは凍らない』
  • 第27回 今村昌弘屍人荘の殺人』 / 一本木透『だから殺せなかった』(優秀賞)
  • 第28回 川澄浩平『探偵は教室にいない』
  • 第29回 方丈貴恵『時空旅行者の砂時計』
2020年代
  • 第30回 千田理緒『五色の殺人者』 / 弥生小夜子『風よ僕らの前髪を』(優秀賞)
  • 第31回 受賞作なし
  • 第32回 真紀涼介『勿忘草をさがして』(優秀賞)
  • 第33回 岡本好貴『帆船軍艦の殺人』
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