方丈貴恵

(ほうじょう きえ、1984年 -)は、日本の小説家推理作家

経歴・人物

兵庫県生まれ、京都大学[1]。京都大学推理小説研究会に所属していた[1]。2018年、『遠い星からやって来た探偵』が第28回鮎川哲也賞最終候補作品になる[2]。2019年、『時空旅行者の砂時計』で第29回鮎川哲也賞を受賞しデビュー[1]。2023年には『名探偵に甘美なる死を』が、2024年には『アミュレット・ホテル』が第23回・第24回本格ミステリ大賞候補作となった[3]

ミステリ・ランキング

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    • 2020年 - 『時空旅行者の砂時計』22位
    • 2022年 - 『孤島の来訪者』13位
    • 2023年 - 『名探偵に甘美なる死を』27位
    • 2024年 - 『アミュレット・ホテル』17位
  • 本格ミステリ・ベスト10
    • 2020年 - 『時空旅行者の砂時計』7位
    • 2022年 - 『孤島の来訪者』7位
    • 2023年 - 『名探偵に甘美なる死を』4位
    • 2024年 - 『アミュレット・ホテル』9位

作品リスト

単行本

〈竜泉家の一族〉シリーズ

  • 時空旅行者の砂時計(2019年11月 東京創元社 ISBN 978-4-488-02562-5 / 2023年9月 創元推理文庫 ISBN 978-4-488-49921-1)
  • 孤島の来訪者(2020年11月 東京創元社 ISBN 978-4-488-02818-3 / 2024年1月 創元推理文庫 ISBN 978-4-488-49922-8)
  • 名探偵に甘美なる死(2022年1月 東京創元社 ISBN 978-4-488-02856-5)

その他の作品

  • アミュレット・ホテル(2023年7月 光文社 ISBN 978-4-334-91543-8)
    • 収録作品:アミュレット・ホテル / クライム・オブ・ザ・イヤーの殺人 / 一見さんお断り / タイタンの殺人

アンソロジー(収録)

「」内が方丈貴恵の作品。

  • 本格王2021(2021年6月 講談社文庫 ISBN 978-4-06-523828-8)「アミュレット・ホテル」 - 本格ミステリ作家クラブ 選・編
  • 本格王2022(2022年6月 講談社文庫 ISBN 978-4-06-528273-1)「影を喰うもの」 - 本格ミステリ作家クラブ 選・編
  • 黒猫を飼い始めた(2023年2月 講談社 ISBN 978-4-06-530632-1)「ゲラが来た」
  • 推理の時間です(2024年1月 講談社 ISBN 978-4-06-534210-7)「封谷館の殺人」

単行本未収録作品

小説
  • 「影を喰うもの」(講談社『小説現代』2021年9月号)
  • 「ゲラが来た」(講談社「Mephisto Readers Club」2022年8月1日)
  • 「封谷館の殺人」(講談社『メフィスト』VOL.6 2023 WINTER)
  • 「ハイリスク・ハイリターン」(講談社「Mephisto Readers Club」2023年9月25日)
エッセイなど
  • 「方丈貴恵 述」(光文社『新世代ミステリ作家探訪』若林踏 編、2021年6月)収録
  • 「私的偉人伝」(集英社小説すばる』2021年12月号)
  • 「私の黒歴史」(KADOKAWA小説 野性時代』2022年6月号)

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c “第29回 鮎川哲也賞 決定”. 東京創元社. 2020年9月28日閲覧。
  2. ^ “第28回 鮎川哲也賞 決定”. 東京創元社. 2020年9月28日閲覧。
  3. ^ “大賞”. 本格ミステリ作家クラブ. 2024年5月10日閲覧。

外部リンク

  • 方丈貴恵 (@kie_hojo) - X(旧Twitter)
第29回鮎川哲也賞
1990年代
2000年代
2010年代
  • 第20回 安萬純一『ボディ・メッセージ』 / 月原渉『太陽が死んだ夜』
  • 第21回 山田彩人『眼鏡屋は消えた』
  • 第22回 青崎有吾『体育館の殺人』
  • 第23回 市川哲也『名探偵の証明』
  • 第24回 内山純Bビリヤードハナブサへようこそ』
  • 第25回 受賞作なし
  • 第26回 市川憂人『ジェリーフィッシュは凍らない』
  • 第27回 今村昌弘屍人荘の殺人』 / 一本木透『だから殺せなかった』(優秀賞)
  • 第28回 川澄浩平『探偵は教室にいない』
  • 第29回 方丈貴恵『時空旅行者の砂時計』
2020年代
  • 第30回 千田理緒『五色の殺人者』 / 弥生小夜子『風よ僕らの前髪を』(優秀賞)
  • 第31回 受賞作なし
  • 第32回 真紀涼介『勿忘草をさがして』(優秀賞)
  • 第33回 岡本好貴『帆船軍艦の殺人』
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