U11D形コンテナ(U11Dがたコンテナ)は、日本貨物鉄道(JR貨物)輸送用として籍を編入している、12ft 私有コンテナ(有蓋コンテナ)である。現在は使用されていない。
概要
本形式の数字部位 「 11 」は、コンテナの容積を元に決定される。このコンテナ容積11 m3の算出は、厳密には端数四捨五入計算のため、内容積10.5 - 11.4 m3の間に属するコンテナが対象となる[1]。また形式末尾のアルファベット一桁部位 「 D 」は、コンテナの使用用途(主たる目的または、構造)が 「 特殊構造 」を表す記号として付与されている[2]。
特記事項
番台毎の概要
0番台
- 1
- 1991年(平成3年)に試作された日本通運所有の産業廃棄物輸送用コンテナである。日本フルハーフで製造され、自重は1.7 t、荷重は5.0 tである。
- 有蓋コンテナではあるが、屋根は開閉可能となっており、妻面の扉もダンプアップによる荷おろしに対応するため、上方にヒンジを設けたアオリ戸となっている。反対の妻面には、上部へ昇降するための梯子が設けられている。積載品目として、コンクリートくず、金属くず、ゴムくず、廃プラスチック、繊維くずなどが想定されていた。
脚注
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出典
- ^ 貨車技術発達史編纂委員会(編著)/日本の貨車 技術発達史 明治5(1872)年〜平成16(2004)年/2008-03発行 /(社団法人)日本鉄道車輌工業会/記載 p449
- ^ 貨車技術発達史編纂委員会(編著)/日本の貨車 技術発達史 明治5(1872)年〜平成16(2004)年/2008-03発行 /(社団法人)日本鉄道車輌工業会/記載 p448 - 449
参考文献
- 貨車技術発達史編纂委員会(編著)『日本の貨車 技術発達史 明治5(1872)年〜平成16(2004)年』社団法人日本鉄道車輌工業会、2008年3月。全国書誌番号:21465967。
外部サイト
関連項目