日本通運所有、U17A形、片妻片側・L字二方開き構造。下関国際埠頭にて、2002年 10月27日 撮影。 U17A形コンテナ (U17Aがたコンテナ)は、日本貨物鉄道 (JR貨物)輸送用として籍を編入している、12 ft 形の、私有コンテナ (有蓋コンテナ )である。
形式の数字部位 「 17 」 は、コンテナの容積を元に決定される。このコンテナ容積17 m3 の算出は、端数四捨五入計算のため、内容積16.5 - 17.4 m3 の間に属するコンテナが対象となる。また形式末尾のアルファベット一桁部位 「 A 」 は、コンテナの使用用途(主たる目的)が 「 普通品の輸送 」 を表す記号として付与されている。
特記事項
番台毎の概要
0番台 1 - 8【8個】[ 3] 熊本県養殖漁業協同組合所有。 ※ 旧、東急車輛製造 。総重量6.7t 。 庫内には小型の生けすが2個設置され、付属のバッテリーを動力としたポンプや循環器一式を備えて、1個のコンテナに320~400尾のさくら鯛を活魚輸送 で行っていた、いわゆる活魚コンテナ である。尚、通常活魚コンテナへの形式付与では、特殊仕様 を示す末尾アルファベットが【 D 】 となるが、このコンテナのみ通常の普通品を表す【 A 】 が付与されている。 9 ・ 10 山下水産所有。東急車輛製造。 1-8と同様の構造であり、塗装のみ異なる。鯛を輸送したとされる。 11 ・ 12 日本通運 所有。東急車輛製造。 ※ 日韓航送用。総重量6.3t。 13 (所有者不明) 14 - 19 日本通運所有。旧、東急車輛製造。 ※ 日韓航送用。総重量6.3t。
脚注 [脚注の使い方 ]
出典 ^ JR貨物発行『Monthlyかもつ』1994年6月号)より。
参考文献 貨車技術発達史編纂委員会(編著)『日本の貨車 技術発達史 明治5(1872)年〜平成16(2004)年』社団法人日本鉄道車輌工業会、2008年3月。全国書誌番号 :21465967。
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