美雪花代

みゆき はなよ
美雪 花代
本名 岩﨑 美由紀(いわさき みゆき)
生年月日 (1960-02-03) 1960年2月3日(64歳)
出身地 兵庫県
職業 女優・牧場経営者
ジャンル ミュージカル
活動期間 1977年 -
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美雪 花代(みゆき はなよ、1960年2月3日 - )は、日本女優で、元宝塚歌劇団花組トップ娘役。実業家(競走馬生産者)。本名は岩﨑 美由紀(いわさき みゆき)[1][2][3]

兵庫県出身、公称身長160cm。愛称「みゆき」「きゅみ」(本名のなまりから)。趣味:ゴルフ、特技:日本舞踊ピアノなど。

来歴

1975年宝塚音楽学校に入学。1977年63期生として入団。同期にはあづみれいか、旺なつき、梓のぼる(金田賢一の妻)、元月組副組長葵美哉葦笛るかなど。月組公演『風と共に去りぬ』で初舞台を踏む。宝塚OGで女優の寿美花代が芸名の名付け親になった。翌年、花組に配属される。

1979年7月松あきらの相手役として入団3年目でトップ娘役に就任。新人公演・バウホール公演ともにヒロイン経験がないままの抜擢であった。お披露目公演は『舞え舞え蝸牛/ビューティフル・シティ』。翌1980年から松とダブルトップとして順みつきが加わり、トリオとして活躍。

1981年5月、『春の宝塚踊り/ファースト・ラブ』の宝塚大劇場公演を最後に宝塚歌劇団を何の前触れもなく突然退団。

退団後、「いわさきみゆき」「志摩(しま)みゆき」「青山(あおやま)みゆき」の名前で活動していたが、その後は宝塚時代の芸名に戻している。退団後間もなく資生堂のキャンペーンガールとしてCMに出演。その後、多くのテレビドラマ・舞台に出演し、1982年には『遠山の金さん』のお竜役でレギュラー出演。2007年にはTBS系のドラマ30ドラマ『暖流』に出演した。

2014年7月29日放送のTBS系列バラエティ番組『私の何がイケないの?』では、2011年に16歳年上の会社・牧場経営者の馬主と再婚したことを明かし、私生活の様子が放送された[4]

さらに2017年4月7日放送の『爆報! THE フライデー』(TBSテレビ)において、2015年1月にすい臓癌で亡くなった夫の遺志で夫が経営していた三城牧場を継承したことを明らかにした[5]。その牧場は現在「ヴェルサイユファーム」と社名を変更し、牧場からはライジングリーズン(2017年フェアリーステークス)、ミスパンテール(2018年阪神牝馬ステークス)、ビーアストニッシド(2022年スプリングステークス)などの重賞勝ち馬を輩出している[6]

宝塚歌劇団時代の主な舞台

初舞台・花組時代

  • 1977年『風と共に去りぬ』(月組公演) *初舞台
  • 1978年『遥かなるドナウ』/『エコーズ〈絵光図〉』
  • 1979年『花影記』/『紅はこべ』
  • その他、1979年に当時関西テレビ放送が放送していた「宝塚テレビロマン」と題したテレビオリジナル公演の第1弾として企画された『はいからさんが通る』にも出演している。

花組トップ娘役時代

  • 1979年『舞え舞え蝸牛』落窪姫/『ビューティフル・シティ』 *お披露目公演
  • 1980年『刀を抜いて』(宝塚バウホール公演) - 高窓太夫
  • 1980年『花小袖』/『プレンティフル・ジョイ』- クレオパトラ
  • 1980年『友よこの胸に熱き涙を』- ヴィクトリア/『ザ・スピリット』
  • 1981年『宝塚春の踊り-花の子供風土記-』/『ファースト・ラブ』- ダイヤモンド女 *退団公演

宝塚歌劇団退団後の主な活動

テレビドラマ

舞台・ミュージカル

  • 1990年『ライル』
  • 2003年『桜吹雪狸御殿』
  • 2010年『GANG』- メアリー
  • 2010年『花園直道舞踊特別公演』
  • 2010年『瞼の母ラプソディ』- 相田和歌子
  • 2011年『赤毛のアン』- バーリー夫人
  • 2011年『勢揃い、清水港 次郎長三國志』- おせん
  • 2012年『Legendary-THE SHOW OF DREAM-』
  • 2013年『Legendary III-The Show of Dream-』
  • 2014年『星の街の花嫁』

ディスコグラフィ

その他

(ヴェルサイユファーム代表として)

参考文献

脚注

  1. ^ “元宝塚トップ娘役が北海道で大転身 億単位の借金背負い???を経営”. TVでた蔵. ワイヤーアクション. 2022年6月2日閲覧。
  2. ^ 漆山貴禎 (2022年5月27日). “【日本ダービー】ビーアストニッシドの生産者は元タカラジェンヌ 岩崎代表「夢のような話」”. 競馬・レース - サンスポZBAT!. 産経デジタル. 2022年6月2日閲覧。
  3. ^ “ヴェルサイユファーム|会社概要”. 2022年6月2日閲覧。
  4. ^ 元宝塚・美雪花代さん、50頭の馬を保有する大馬主に嫁ぎセレブ生活「元々私は本当に馬が大好きだった」(トピックニュース、2014年7月30日)
  5. ^ “「美雪花代」に関連する情報”. テレビ紹介情報. 価格コム (2020年8月8日). 2020年8月26日閲覧。
  6. ^ “元宝塚トップ娘役 牧場経営者に転身、億単位の借金を完済”. デイリースポーツ. 神戸新聞社. (220-08-26). https://www.daily.co.jp/gossip/2020/08/26/0013637544.shtml 2020年8月26日閲覧。 

外部リンク

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歴代主演男役・主演娘役・組長・副組長の'・・'は先代次代関係なし、'-'は先代次代関係あり。◎マークは現在宝塚歌劇団に在籍している演出家。
宝塚歌劇団花組主演娘役(1979.8.1 - 1981.5.13)

秋田露子(1925年退団) ・・ 初代春日花子(1927年退団) ・・ 初代大江美智子(1930年退団) ・・ 久美京子(1940年退団) ・・ 打吹美砂(1948年〜1951年花組組長、1972年退団) ・・ 日下輝子(1951年退団) ・・ 宮城野由美子(1951年退団) ・・ 鳳八千代(1958年退団) ・・ 夏亜矢子(1964年退団) ・・ 美和久百合(1967年退団) ・・ 竹生沙由里(1972年退団) ・・ 上原まり(1972年11月28日?〜1977年5月16日)※固定ではない - 上原まり&北原千琴(1977年5月17日〜1979年3月25日) - 北原千琴(1979年3月26日〜1979年7月31日) - 美雪花代(1979年8月1日〜1981年5月13日) - 若葉ひろみ(1981年5月14日〜1985年7月30日) - 秋篠美帆(1985年7月31日〜1987年12月30日) - ひびき美都(1987年12月31日〜1991年11月29日) - 森奈みはる(1991年11月30日〜1995年5月5日) - 純名里沙(1995年5月6日〜1996年11月28日) - 千ほさち(1996年11月29日〜1998年10月5日) - 大鳥れい(1998年10月6日〜2003年2月9日) - ふづき美世(2003年2月10日〜2006年2月12日) - 桜乃彩音(2006年2月13日〜2010年5月30日) - 蘭乃はな(2010年5月31日〜2014年11月16日) - 花乃まりあ(2014年11月17日〜2017年2月5日) - 仙名彩世(2017年2月6日〜2019年4月28日) - 華優希(2019年4月29日〜2021年7月4日) - 星風まどか(2021年7月5日〜)

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